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国際理解講演会

9月4日(木)、本校太陽堂に於いて国際理解講演会が行われた。講師を務めてくださったのはJICA海外協力隊でジョージアに派遣されている秋山佳央氏。ジョージアはヨーロッパ東端に位置し、黒海に面している自然豊かな国で秋山氏は現地の国立公園の環境教育に携わっている。本校講演会はZOOMを使用し、ジョージアと日本をインターネットで繋いで行われた。開始時刻は昼食後の12時半であるが、ジョージアはマイナス5時間の時差がある。接続準備や事前の打ち合わせで、秋山氏は業務開始前の現地時間で朝の7時前から準備してくださった。

ジョージアと言えば、元大関の栃ノ心や現駐日大使のティムラズ氏が日本では有名だが、それ以外の情報は馴染みがない。しかし、秋山氏から、ジョージアでは日本のアニメや近代文学、具材で酢飯を巻く海外スタイルの巻き寿司が有名で、日本に対して好印象を持っている国であることが紹介された。交通手段の違い、食文化など、現地の生活が手に取るような内容を軽快な語り口で伝えていただき、最初、生徒はジョージアがどこに位置するのかさえ分からなかったが、次第に興味が沸き上がり、「行ってみたい国」になっていった。

日本ではゴミを分別することがスタンダードになっているが、ジョージはでは全てのゴミが一緒に捨てられ、そのまま埋められるという処分方法である。また秋山氏から自然や環境の保護活動について、日本とジョージアの共通点や相違点について紹介していただいた。発展途上国に分類されるジョージアであるが、ゴミ分別以外の環境保護についてはジョージアに軍配があがる点が多い。その後、秋山氏から「環境を整備して多くの人に自然と関わり方を知ってもらうことと、ひっそりと原生的な自然を保存することとどちらが良いと思うか」「100年後にどのような自然環境を残したいか。そのために何が必要か」という問いかけがあり、生徒たちはグループに分かれてそれぞれの考えを出し合い、意見をまとめて秋山氏へ発表を行った。環境保護のためには活動だけではなく、教育も大切であること等の意見が生徒から出されていた。

本校では毎年、海岸の清掃活動を行い、植林の下草刈りも行っているが、その活動が将来へつながっていくことや、日々学習していることが環境保護の理解に繋がることを学ぶ、大変有意義な講演であった。

投稿日: 2025年12月3日